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あがり症からの解放
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●● 人の前に立つこと ●●

「人の前に立つこと」・・これが答えです。人前で話すのが苦手な人が、それを克服しようと思ったらやはり人前に立つしかないのです。ほとんどのあがり症の人は過去の失敗から「また今度も・・」という不安にかられ、人前で話す機会から離れていきます。これがあがり症を固定させる一番の原因です。

失敗を恐れて逃げているとますます苦手になっていきます。それはやがて恐怖へとふくらんでいく過程をたどることにもなります。あがり症を克服するためには機会を逃さずチャレンジすることが必要です。いく度かの体験であなたが思っているほどあがり症は強固なものではないことに気がつきます。

あがり症が重症だから克服しにくいだろうということは決してありません。自分を変えるのは自分で起こす心の変化です。体験を通してまがりなりにも話せる自分を確かめていくのです。積極的に取り組んでいく姿勢が心に変化を起こします。特に自分を変えていくのに効果的なのが、読み聞かせのボランティアとか傾聴ボランティアなどの人の役にたつために自分の苦手を使うことです

人前に立つ・・このための準備段階として、イメージ・トレーニング法を行うのも一つの方法です。実のところ脳は実際の体験とイメージ上の体験の区別はつかないと脳生理学では言われています。ただ意識がこれはニセモノだと認めてトレーニングを行うと、あまり効果はあがりません。ですからイメージ・トレーニングを行うには、意識下に入る精神集中が必要です。そして実体験と同じようなざわめきなどの臨場感や感情が成果を左右します。試してください。

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●● あがり症の奥に隠されているもの ●●

あがり症には、根源にそれを引き起こしている何かがある場合があります。人の前で話すのがとても苦手だし、苦痛だ。あるいは、人と会話するのも億劫だし、何を話していいかうまく言葉がでてこない。
子どもの頃からこうした思いや、行動でいますと、それが当たり前でそれがもともとの自分なのだと決めてしまいます。でもこうした思いや行動の奥には、子どもの頃につくられたある信念が作用していることがあります。

  ある人の例ですが、幼い頃から父親によく怒られていたそうです。何かを言うと、「何を言っているんだ、おまえは。わけのわからんことを言うな!」「うるさい、静かにしろ!」「あほみたいなこと言うな!」などといつも言われていたのです。そこで彼はどうしたら怒られなくてすむだろうかと考え、子どもなりに出した結論は、「自分がしゃべらなければいいんだ」ということだったのです。それが彼が自分を守る手段となり、信念となり、話すことを抑圧した結果、あがり症という姿を表していたのです。

  幸い彼は幼い頃に自分がつくりだした信念に気づき、今は人前で話すことに自信をつけ、話すことが楽しいとさえ感じています。
無意識の領域で起こっていることが、このようにいつまでも自分の行為、行動をコントロールしているのですが、ふつうその原因に自分で気づくことは、きわめて困難です。

  あがり症で苦しんでいる人は、幼い頃あるいは成長期をふりかえり、「自分の意見を言うのが怖くなかったか?」「自分の話すことにストップをかけられなかったか?」「自分の話をしっかりと聞いてくれる人がいただろうか?」「本心が言えなかったのでは?」「ほかに何か不安を感じるものはなかったか?」など幾度も心に問いかけてみてください

  人は自分を守るために大切な何かを犠牲にします。人として成長するためになくてはならない体験を犠牲にすることもあるのです。今からでも遅くはありません。無意識のなかの出来事は、過去ではなく今の働きでもあるのです。気づきが自分を変えます。

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